è vuoto
è vuotoDavid H. Koch Theater, New York, Dicembre 2011 Megan Fairchild, Joaquin De Luz, Teresa Reichlen, Daniel Ulbricht; New York City Ballet & Orchestra
passacaille
Recensito in Giappone il 21 febbraio 2022
この映像ディスクは2011年12月にデイヴィッド・コック劇場で上演されたNYCBの<くるみ割り人形>を収録したもの。映像フォーマット:1080i,16:9 音声フォーマット:PCM STEREO/DTS-HD MA5.0 リージョンコード:A,B.C 収録時間:110分(バレ)10分(ボーナス)バランシンの<くるみ割り人形>はこの作品の世界的スタンダードとなっていて、定評ある舞台だが、チャイコフスキーの音楽と初演のイワーノフの振付に対する畏敬を感じさせるものだ。バランシン版くるみ割り人形は、現マリインスキーのワイノネン版よりも初演の雰囲気を残している演出振付ではないだろうか。一幕のクリスマスパーティの主になる演者は子供達。やはり子供の行動の特徴は子供でしか表せない。1892年の世界初演で不評だった原因が目立つ演技プランが子供達ばかりだったからだが、バランシンは敢えてそれを尊重した。子供が目立ってもそれをどう鑑賞に値する場面にするかは演出振付者の手腕だろう。いかに不評だったとしても世界初演の世界に勝るものはないとバランシンは判断したのだと思う。音楽の使い方にもバランシンの美学が貫かれていて、例えば鼠との戦争の後の松林の場面。他の版ではここでマリーとくるみ割りの王子が印象的な音楽に乗って華麗なパ・ド・ドゥを踊ることが多いのだが、バランシン版では彼らの芝居の場面に徹している。あのロマンティックで濃厚な音楽に敢えて振付を付けず、音楽の力だけで場面を進行させようというバランシンの意図なのだろう。戦闘場面の前のマリーが夢に入っていく場面では、<眠りの森の美女>の二幕の間奏曲が使われているが、そんなに効果的な選曲とは思えなかった。一幕を締め括る雪のワルツはバランシン独自の美学の結晶である。二幕は冒頭にくるみ割り王子のやや長めのマイムがあるけれども(Clarkのぎこちなさの残る演技が微笑ましい)、それ以外は当に踊りの饗宴。バランシンがチャイコフスキーの音楽からインスパイアされた踊りの数々を存分に堪能できる。けれども疑問なのが通常グラン・パ・ド・ドゥのヴァリアシオンとして踊られるドラジェの精の踊りが二幕冒頭に配されている。ドラジェの精がお菓子の国の支配者であることを先に印象付ける為であろうか。あのドラジェの精のヴァリアシオンはグラン・パ・ド・ドゥの中でこそその意味を持つのであって、このナンバーの配置換えは最後まで疑問だった。バランシンはこのグラン・パ・ド・ドゥの男性ヴァリアシオンも省略しており、形式の面で歪なものになっている。興味深かったのはコーヒーの踊り。他の版よりかなり速いテンポに設定されていて、この音楽の持つ粘着性が希薄だった。だが、どんなステップを経てもポーズが崩れない。その速いテンポが次々と踊りを展開していく手段になっていると思う程の見事さだった。Reichlenの巧みな舞踏技術に脱帽。また、トレパックは他の版ではロシアの民族衣装を着たダンサーがロシアン・フォルクローレを踊る設定だが、ここではキャンディ・ケインの踊り。Y.ブルラカのイワーノフ版復元でもこの踊りはフープを使ったブフォン・ダンスになっていたから、バランシンの設定の方がオリジナルに近いのだろう。葦笛の踊りはマジパンの踊りになっていて、クラシック・ダンスと言うよりショー・ダンスの趣。衣装もセクシー。お茶は振付は兎も角、衣装が中国と言うよりベトナムっぽい。踊りに関しては1993年の堀内元氏の方が巧みだった。ジゴーニュ母さんとピエロは子供達の勝利。彼らが闊達に楽しげに踊るのを見ると幸福感に浸れる。くるみ割り人形の白眉、花のワルツはバランシンの19世紀のマリインスキー・バレ、特にプティパへのオマージュを強く感じさせる作品になっており、彼が活動の場をアメリカに定めてもペテルブルグへの愛情が消えることはなかったことの証明となっている。ドラジェの精とその騎士のパ・ド・ドゥは前記した通り変則的なもので、アダージオとコーダだけではこのナンバーの醍醐味は味わえない。FairchildとDe Luzが華やかな雰囲気を存分に振り撒きながら効果的に踊っているので、尚のことこの変則は残念に思う。只アダージオの後半でドラジェの精が騎士に引っ張られてポアントのまま舞台を移動するという振が見られるのはとても興味深い。これはイワーノフの振付を踏襲したもので、1985年の英国ロイヤル・バレの<くるみ割り人形>でもライトがこれを採用していた(現在ではこの振りは割愛されている)。バランシンの<くるみ割り人形>は様々な箇所で初演の断片を感じさせてくれるのだ。音楽指揮はOtranto。女性指揮者。重厚さより流麗さに重点を置いた演奏だがリズムが甘くなることがなく、バレのパフォーマンスに相応しい。
Customer
Recensito in Germania il 3 febbraio 2021
Habe die Disc mit meiner Frau zu Weihnachten gesehen. Großartige Vorstellung.
Mauro M.
Recensito in Italia il 2 febbraio 2021
Arrivato in ottime condizioni e perfetta la visione
MIKE FRICKER
Recensito in Canada il 6 gennaio 2020
One of the better versions of the Nutcracker that I've seen.
Margot 21
Recensito in Italia il 9 febbraio 2020
E' un DVD godibilissimo sia per la musica molto nota ma sempre bellissima e coinvolgente ,sia per le coreografie e l'ambientazione che denota il gusto americano a proposito del Natale
ビワッシュ
Recensito in Giappone il 5 gennaio 2019
パステル調の美術・衣装の色彩の中で、ジョージ・バランシンの ”踊る音楽”のバレエ(音楽を具現化・視覚化する振付をするバランシン芸術)が展開される、この上なく美しい「くるみ割り人形」。映画「くるみ割り人形」(1993) 監督:エミール・アルドリーノ 出演:マコーレー・カルキン 特撮:ILM は、これと同じくバランシン振付のニューヨーク・シティ・バレエが踊ったものをフィルムに収めた作品。この映画は日本劇場未公開でしたがVHS/LDでは発売されました(日本語ナレーター:富田靖子)。また、本国アメリカではDVD化もされていて人気盤となっています。ただし日本では未DVD化のままだっため、長いことその発売を待ち望んでいたのですが、このようにニューヨーク・シティ・バレエの公演をとらえた舞台が出されるのなら、バレエを望むものとしては、願ったり叶ったりの、映画版などどうでもよくなってしまう程のディスク発売!となったわけです。低評価なんて と・て・も・できない!「くるみ割り人形」です(超薦)英国ロイヤル・バレエ(出演:アリーナ・コジョカル)、ボリショイ・バレエ(出演:ニーナ・カプツォーワ)、オランダ国立バレエ(出演:アンナ・ツィガンコーワ)のディスクと並んで手にしておきたいニューヨーク・シティ・バレエ版です(なんてったって バランシンなんですから)。このバランシン版、通常の「くるみ割り人形」では流れない、同じくチャイコフスキーの「眠りの森の美女」から ♪間奏曲 がパーティを終えてクララが眠りにつく場面で使われています。私も最初この音楽には違和感を正直感じたのでしたが、これまた良く考えらえた選曲であり、その後の展開の予兆とも捉えることの出来る音楽的演出となっています。だいたい、バレエ(舞台)というものは、その国、その演(奏)者により、違ってきて当然なのですから、その違いにいちいち批判をしていたら、そのバレエの良さなど見落としてしまい、ズレた、狭い視野だけでの判断(低評価)を下してシマイガチになるものです。たしかに私もこのディスクを鑑賞していると、現在のニューヨーク・シティ・バレエにはバレエらしい優雅さが足りなくは感じます。何かもう一つ、落ち着きというのか、タメというのか……そうしたものが希薄で、「バレエ」というよりアメリカ的な「ダンス」という雰囲気も感じなくはありません。また、ここでのオケを振る指揮者も、そうした舞台監督の意向に沿うからなのか?音楽にもタメがなくサラサラと流れて行ってしまう感じはあります。まあしかし、そうは言えるのですが、総じて、やはり観るべき美しいバレエです。これを日本のバレエ団が出来るとは私には口が裂けても言えません。(日本のバレエのファンはどこかバレエ教室経験者みたいな範囲で止まってしまっていて、それ以上には拡がっていっていない感があるものです。例えばバレエ雑誌など読んでみると、人気投票では日本の踊り手が上位を独占しますし、あの素晴らしいオランダ国立バレエの『オ』の字も語られることはなく、アンナ・ツィガンコーワなど全く居ない人のようになっています……とほほ ほ)それと、もしチャイコフスキー嫌いの方がココを読んでくれていましたら、ぜひバレエを観てください!それには「くるみ割り人形」が打って付けに思います(最初観るのは、英国ロイヤル・バレエが良いと考えます)。バレエを観ることで、チャイコフスキーの音楽の素晴らしさがきっと見えてきて、分かります!こんなへっぽこな私にバレエとチャイコフスキーに目覚めさせてくれたネットラジオ「OTTAVA オッターヴァ」http://ottava.jp(←お聴きになられてみて下さい)、そしてその番組プレゼンター:林田直樹さんには感謝してもしきれない(礼)日本のバレエ団が、世界レベルに早く到達してもらいたいと心から望んでいます。
blackcat
Recensito in Italia il 24 marzo 2019
La più nota versione dello "Schiaccianoci" nella coreografia di Balanchine, ripresa dal vivo con la superba interpretazione del New York City Ballet. Costumi e scenografie sono eccellenti e ,in alcuni momenti, spettacolari. Da confrontare con la versione lirica e sognante di Baryshnikov, radicalmente differente da quelle più tradizionali come quella di Balanchine.
John Hope
Recensito nel Regno Unito il 19 dicembre 2016
Colurful production, but most most dancing in my humble opinion not up to Royal Ballet, French and Russian standards.
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